ZOZOの2018年4～9月期連結決算で、純利益が前年同期比で34.1%マイナスの62億だったと報じられていました。
無料配布していたZOZOSUITのコストがかかったこと、そのZOZOSUITで採寸して作るプライベートブランドの販売が思うように行かなかったことが減益の原因だそうです。
ご存知の方もいらっしゃると思いますがZOZOSUITで自分の体型に合うYシャツやTシャツ、ジーンズ、スーツが作れます。
私自身もこのZOZOSUITでジーンズを作ったんですが、正直、出来上がったジーンズを履いて大きな感動はなかったです。デザインがイマイチなんですよね。丈が短く感じました。また買いたいって思わなかったんです。
っていうか、グローバルワークで買ったジーンズのほうがスタイリッシュでカッコいいんですよね。値段もさほど変わらないし。
ネットではZOZOで作った商品についてあまり良い意見は出てないようです。おそらくこうしたことも収益が伸びなかった一因ではないでしょうか。
ZOZOは今後このZOZOSUITの無料配布を縮小していく方針だそうです。無料配布はコストがかかりますからね。70億かける予定だったものを40億に縮小するようです。ZOZOは今後このZOZOSUITがなくても採寸できる仕組みを作るそうですがどうやるんでしょうかね。
一時期の勢いはなくなった感じですね。それはZOZOの株価にも表れていて今年7月には5,000近くあった株価が今は2,000台半ば。
このZOZOSUITの失敗が大きく影響しているんだと思いますが、私、個人的には服飾っていうのは人口減少や高齢化社会によって今後、市場規模は縮小していくんだと思うんですよね。
アパレル業界は価格破壊によって自らの業界の首をしめていると思います。良いものを作ろうとした時に生地やデザインにコストがかかります。でも最近ではオンワードも30,000円台の低価格なオーダースーツを販売するなど、低価格路線が業界内に蔓延している気がします。
売値が低いとたくさん売らないと利益が出ませんし、利益が少ないと次の商品開発に向けられる予算規模が小さくなりますからね。
洋服を買いに行っても以前のようなワクワク感がなくなりましたね。当たり障りのない商品が多くなった気がします。採算に合わないものは作らないってスタンスなんでしょうけど。
でも、そんな中でも頑張っている企業やお店もあると思いますので期待したいですし、ワクワクするお店に出会いたいです。
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