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Internet Explorerにゼロデイ脆弱性

 昨年末から年明けに、知り合いから「パソコンに変な画面が現れるようになった」という連絡がいくつかありました。

 

 いずれもInternet Explorerを利用していてその現象が起きていました。調べてみたら、Internet Explorerにゼロデイ脆弱性が発見され、昨年12月19日にそれに対処するセキュリティ更新プログラムが公開されています。

 

 ゼロデイ脆弱性とはシステムの脆弱性が発見されてからその脆弱性に対する修正プログラムが提供される前に、その脆弱性を利用した悪用や攻撃が行われること。

 

 マイクロソフトによると今回の脆弱性は JScript スクリプトエンジンにおけるメモリ破損の脆弱性に関するものと説明していますので、知り合いのパソコンの不具合とどう関係しているか不明ですが、

知り合いのパソコンはいずれもInternet Explorerを利用していましたから何らかのマルウェアが実行されたのかもしれません。

 

 マイクロソフトは今回の深刻度は「緊急」としており、速やかにセキュリティ更新プログラムをWindows updateで適用するようにと伝えています。

 

 個人的にはInternet Explorerは将来的には無くなる気がします。ネット上にある様々なコンテンツの中にはInternet Explorerではサポートしていない最新テクノロジーを用いているものが出てきています。Adobe Flash Playerも2020年末でサポートが終了しますし、マイクロソフトもブラウザはスマホやタブレットを前提に制作されたサイトに対応できるようMicrosoft Edgeというブラウザの利用を促しているようです。

 

 もし皆さんがパソコンをお使いなら、OSのアップデートやブラウザのパッチ適用、JavaやFlashなどの各種ソフトウェアのアップデートは徹底したほうがよいでしょうね。パソコンの起動に時間がかかるようになった、システムの動作が遅くなった、画面に変なメッセージが表示された、突然データが消えたなどの異変があればマルウェアの感染を疑ったほうがいいかもしれません。

 

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