日本経済における中小企業の比率はなんと9割。大企業はほんの一部にすぎない。
この数字からもわかるように日本経済を支えるのは中小企業である。
中小企業庁によると2025年には3分の1が廃業リスクに直面するとのこと。
主な理由は「将来の業績低迷が予想され事業承継に消極的」「後継者を探したが適当な人材が見つからなかった」など。
そういえば、昨年末、梅ジャムで有名な梅の花本舗が廃業した。梅ジャムは70年も続いた駄菓子屋のロングセラー商品。87歳になる社長の高林さんは体力の限界を感じ、さらに自分と同じ味は誰にも出せないという理由で会社を閉める決断をした。
私の知り合いでも餃子屋を経営していた社長が数年前に廃業。人気があったお店だったのにもったいないと思ったが仕込みや製造が大変だったとのこと。定休日の日も午後から店に来て翌日の仕込みをしていた。餃子屋を続けていなくても生活できる資産がある方だったので今はたぶん他のことを楽しんでるに違いないですが。
話を戻しますが、廃業リスクが高まる2025年って意外とすぐそこですからね。中小企業によっては消費者にとってとても価値のある商品やサービスを提供している会社もあるわけで、その企業が消失するマイナスの影響も出てきますね。
例えば、製造工場や伝統技術などで、何十年にも渡って築き上げてきた独自技術が継承されない事態も起こりうるわけで、そういった技術損失も起こり得ますね。
社会にとっても損失なわけで、こうした廃業リスクのある中小企業を継続できるような受け皿的なものを行政が担ってうまく事業承継してほしいなと願いますね。
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