今は亡き、水木しげる先生。
以前、夫婦でインタビューに答えていたのが印象に残っています。
「とにかく朝から晩まで描いてばっかり。必死を通り越した感じだったなぁ。
描くのをちょっとでもストップしたら、それだけ食えなくなるんですよ。
ずっと描いててはじめて３食、食える。
ちょっとでも止めちゃダメなんです。
理屈なんか何にもない。止めちゃダメ。
目が覚めてればしょっちゅう描いてる」と語る水木先生。
先生と妻の布枝さんはお見合いで結婚しました。おしどり夫婦として知られ、ゲゲゲの女房というドラマにもなりました。
そんな夫婦のちょっとした贅沢はバナナ。
でもコレ、普通のバナナではありません。腐る直前の真っ黒なバナナ。
「アレは美味しかったんです」と話す布枝さん。売り物にならないのをたまに安く買っていたそうです。
水木先生は結婚した頃、仕事は忙しかったけどお金はなく貧乏な生活。ですから仕事は忙しいけどアシスタントを雇う余裕はありません。そこで手を借りたのが妻の布枝さん。
布枝さんはアシスタント代わりとして漫画の枠の線を引いたり、背景を黒く塗ったりしていました。
「1日でも早く金を獲得するためにはそれをやらんといけなかったんです。手伝ってもらわないと間に合わない。」と話す水木先生。
「夫から絵が上手だ、イケるなと言われ、調子にのってしまった笑。でも私も協力できて、夫と同じことを出来るのがとてもうれしかったんです」と笑顔で話す布枝さん。
その後も必死にマンガを描いてきた水木先生。漫画が売れ、お金に何不自由ない生活を送れるようになり気づいたことがあったそうです。
「僕はね、金持ちになったからってそんなに幸せでもないです。
なってみて分かったけど、そこには何にもない。
なる前は、お金があれば、そこには充実された世界で満ち満ちていると思っていたけど、全然違うんです。金がなくても苦しみはあるけど、金があっても違う苦しみがあるんですね。」
この話は「幸せの本質」をついているなと思いますね。お金は幸せを連れて来ないんですよね。
けど、お金もほしいですね（本音が出た。笑）
正直、私も今、仕事はあるけど、思うように儲かってないです。着実に階段を上るように仕事を一つひとつすすめながら経験値は積み重なってきています。特にSEO対策とネット広告の分野では毎日研究し実践しながら経験値が増えています。おかげさまで結果は出ておりお客様からも喜ばれる仕事をしていると感じておりますが、もっと揺るぎないものを確立したい。もっと上を目指したいと考えています。
水木先生が話すように、金持ちになったら幸せじゃないのか確かめたいですね（冗談です。笑）
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