AI美空ひばり

　AIの技術を使って美空ひばりさんを再現し、新曲を披露するという企画を放送していました。

　AIが美空さんの歌の特徴を学習し、試行錯誤しながら美空さんの歌声に近づいていく過程を見ました。

　曲作りは秋元康さんが担当され、今まで美空さんが歌ったことのない曲調だったようでそれもAI技術者を苦しめていました。

　最後に、実際に新曲を関係者やファンの皆さんの前で披露していました。私も聴きました。

　とてもクオリティが高く、もう、なんだろう、本人の声でした。美空ひばりさんがそこにいました。

「あなたのことをずっと見ていましたよ。がんばりましたね。さあ、私の分までまだまだがんばって」と語りかけるAIの美空ひばりさん。

　このように歌の途中に語りが入るんですが、本人がしゃべっているかのような感覚になり、涙が出てしまいました。

　たしか、前に、AI技術を使ったオバマ大統領のフェイク映像を見た記憶があります。とても精巧に作られていて、まるで本人が発言しているかのような映像で驚いたのを覚えています。

　このようにAIという技術は、使い方を誤れば、悪用されてしまう技術かもしれません。また、亡くなった人を蘇らせて勝手に歌わせたり、しゃべらせたりが良いことなのか問われるでしょう。

亡くなってしまった大切な家族や恋人、知人にまた会えたら？「がんばれ」と勇気づけてくれたら？

　AIが起こす奇跡を誰もが身近で体感できる社会になっていくのでしょうかね。AIの進化がすごすぎて近い将来、実現する気がしています。でも悪用されちゃう気もしますね。電話の声が本人とAIで区別がつかなかったら怖いことが起こりそうですもん。

　そんなことを考えてしまいました。ブログ読んでいただきありがとうございます。

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