斜陽の銭湯で集客し奮闘する
44歳の経営者(原さん)の記事を目にしました。
原さんは銭湯の浴場内などで、
演奏会や映画会を開いたり、
その他のイベントやワークショップを行い
集客につなげています。
原さんは当初、他で働きながら家業の銭湯を手伝っていました。
(その後、原さんは銭湯一本に仕事をしぼります)
手伝いながら感じたのはお客さんの数。
子どもの頃よりだいぶ減っていました。
昔は自宅に風呂のある家が少なかったため
銭湯が利用されていました。
今はほとんどの家に風呂はありますから。
銭湯離れは年々進んでいたのでしょうね。
原さんは「家にお風呂があっても、月に1回、週に1回、
来たくなる銭湯にしておかないといけなかったんですね。
お客さんが減っていくことを、ただただ嘆いていても仕方がないんです。
もちろん助成金はとても大事ですが、それに頼ってしまうとよくない。
助成金なんて、いつ打ち切られるかわかりません。
基本的には自分たちの努力で稼いでいかないといけません」
アイデアはあったが時間がない
「アイデアはあったんですけど、
時間や気力を確保することが難しく、
なかなか実行できませんでした。
数年間はなんとか営業しているだけ
という日々が続きました。
いっそこのまま銭湯はスパッとやめて、
売ってしまおうかと考えていました。
そのお金で両親にはゆっくり過ごしてもらって、
自分はほかの仕事をしようかと思いました」と話す原さん。
こういった方、斜陽産業に多い気がします。
アイデアはあるけど時間や気力、資金などが足りないって問題が、、、。
SNSの影響力で集客アップ
原さんのところでは毎週日曜に
朝から銭湯に入れる朝湯を始めました。
独自のアイデアで集客。
SNSも集客に影響を与えています。
(特にツイッターは影響力あるようです)
朝湯カフェという催しも行い、
予想以上のたくさんの人が集まっているそうです。
さらに、ランニングのスタート&ゴールとしても提供し、
荷物を銭湯のロッカーに預けて走りに行って
走り終わったら、ひとっ風呂浴びれるとのこと。
そのほか、銭湯近くの賃貸アパートで民泊をスタート。
民泊新法によって180日まで貸すことができるようになり、
アパートとして貸し出すより利益が出るとのこと。
利用者の多くは外国人旅行者。
室内はシンプルな畳敷きなのですが
それが欧米人にはうけるとのこと。
斜陽にもチャンスはある?
このような事例を知ると、
斜陽産業のイメージが変わりますね。
斜陽産業を斜陽ととらえず、
まだまだチャンスがあるととらえ、
勝機を見出すことも
可能と言えるのかもしれません。
(やってる当事者は相当大変なのでしょうけど)
ブログ読んでいただきありがとうございます。
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