昨日は
埼玉県立がんセンターで行われた
第10回埼玉県民がんサイエンスサロンに
参加してきました。
おそらく、
がんサイエンスサロンというのは、
他県ではあまり行っていないと思います。
がんに特化し、敷地内に臨床腫瘍研究所を持つ
埼玉県立がんセンターだからこその
企画かもしれません。
このがんサイエンスサロンは
臨床腫瘍研究所が、
がんの研究内容を県民に伝え、
知識を深める目的で
行われています。
最新のがん研究の情報を
研究者自ら講師となって
話してくれる貴重な機会です。
実は私、県立がんセンターを訪れたのは
今回が初めてなんです。
たしか、リニューアルしたんですよね?
6、7年前に新病棟が出来たのかな。
(ネットで調べたら2013年11月完成と
書いてありました)
1階にオシャレなカフェがありましたよ。
講演会の会場を間違える私
私、病棟のほうに行っちゃいまして、
会場を完全に間違えました💦
でも少し早めに来ていたので
すぐに移動してセーフでした。
建物内は
いかにも医療関係の研究棟という雰囲気で
とてもシンプル。男子トイレが小さかったなあ
(いかんよ、そんなこと言っちゃあ)。
講演内容は「がん免疫療法の進歩」
講演のテーマは「がん免疫療法の進歩」。
体の免疫力を活かして
がんをやっつけようってことでしょうかね。
資料に書いてありましたが、
「がん免疫療法」って
従来の外科的治療、放射線治療、がん薬物療法に
つづく、新たな治療法とのこと。
がんのメカニズム
私、がんの知識がまったく皆無でして、
なぜがんが出来ちゃうのか?
協会けんぽさんのサイトを
参考にさせていただきました。
私たちの体って
絶えず細胞分裂を繰り返して
成り立っているんですね。
死亡数の多いがんとは?
国立がん研究センターの調査(2017年)
によると、死亡数の多いがんの部位は
1.肺がん
2.大腸がん
3.胃がん
4.膵臓(すいぞう)がん
5.肝臓がん
だそうです。
2017年の調査では、
生涯でがんで死亡する確率は、
男性25%(4人に1人)
女性15%(7人に1人)
とのこと。
ちなみに2016年の調査だと
男性25%(4人に1人)
女性16%(6人に1人)
でしたから女性のがん死亡のリスクが
減ってきているようです。
男のがん死亡確率が
変わらずなのが残念ですね。
がん免疫療法の講演を聞いて
講師の北野先生のお話は
とても分かりやすかったです。
もちろん専門用語も出てくるんですが、
専門知識のない私でも免疫療法の仕組みが
理解でき、興味深く最後まで
聞き入ってしまいました。
がん免疫療法って
昔はそれほど扱いがよくなかったとのこと。
きっと昔は
がん細胞を薬で攻撃してやっつけろ
という考え方だったんでしょうね。
でも、がん治療薬は正常な細胞も
痛めてしまうリスクもあったり、
副作用の出る可能性がありますからね。
一方、免疫療法は
自分の免疫細胞を活かして
がん細胞をやっつける。
もうちょっと詳しく言うと、
体内のリンパ球(T細胞)を
使って、がん細胞をやっつける
治療法とのことなんですって。
免疫の研究が進んだからこその治療法
この治療法って
免疫の研究が進んだからこその
治療法だと思いますね。
有名なところだと、
2018年にノーベル医学生理学賞を
受賞した本庶佑さんですね。
本庶さんは
がんに対して免疫が働くようにする
新たながん治療薬「オプジーボ」の
開発に貢献しました。
この受賞をきっかけに
免疫療法って世界中に知られたと思います。
まとめ
講演時間は1時間。
1時間という限られた中で
内容は濃いものでした。
長くなっちゃうので
ここでは全部は書けませんが、
具体的ながん免疫療法として
名前が出たのは
・がん(ペプチド)ワクチン
・免疫チェックポイント阻害剤
・遺伝子改変T細胞療法
治療のことを知っている人じゃないと
わからないですよね?
最後に講演を聞いた感想を
まとめます。
私が講演の中で印象に残ったのが、
・抗がん剤治療はすぐ効く人も多いが、
途中で効かなくなるケースがある。
・免疫療法は(相性のよい患者さんの場合)、
ずーと効く。がんになってもがんで死なない。
・けれど、免疫療法も完全ではない。
免疫療法にも副作用はあるとのこと。
・自己免疫を活性化させてしまうことで
正常細胞の破壊が起こる場合も起こりうる。
ということが印象に残りました。
他の治療にも言える事でしょうが、
完全じゃないって事ですね。
とはいえ、
がんの新たな治療法として期待される分野
ですので今後のがん免疫療法の進歩を
期待したいですね。
もし、がんのセカンドオピニオンを求めていたり、
がんに関する相談をしたい場合は、
がん相談支援センターと検索するとよいとのこと。
今日は長々とした記事になってしまいました。
新しい知識を学ぶって新鮮ですね。物事への思考や
見方の視点が広がったような気がします。
皆さんも自分の範疇(はんちゅう)にない分野に
触れてみるのも刺激になって、たまには必要ですよ。
ブログ読んでいただきありがとうございます。
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