「本」というのは
知識のインプットに最適。
他人が
時間をかけて知り得た情報や
経験に基づく思考が
たった数百円〜千円ちょっとで
得られるからだ。
そのうえ
私は「活字」を読むと
何だか落ち着く。
マインドフルネス状態にでも
なるのかな?
そんな私が
最近、読んでいる本。
タイトルに惹かれ
手に取ってしまった。
(タイトルって
大事な要素ですね)
さて
タイトルにもある
デンマーク。
国際競争力 世界1位。
そんなスゴい国だとは
知らなかった。
(無知な私)
デンマークといえば
私が印象に残っているのは
コロナ対応の早さかな。
真っ先に
コロナ規制を撤廃し、国民を
マスク生活から開放。
あのニュースは驚いた。
この本を読むと
その決断の早さが生まれる
デンマーク人の
素地が読み取れる。
物事を進める時、
日本人は
「石橋を叩いて渡る」
デンマーク人は
「石橋を造りながら渡る」
著者が
面白い表現をしていた。
ワークライフバランス先進国
この本には
「ワークライフバランス」
という言葉がよく出てくる。
デンマークは
ワークライフバランス
先進国なのだそう。
タイトルにもある通り
仕事は早めに切り上げ、
家庭をはじめとした
自分のプライベートを
大事にしている。
ワークライフバランスを
重視しながら
生産性はものすごく高い。
この本を読むと
どのように効率的に
仕事に取り組んでいるかが
わかる。
国際競争力1位になったのも
うなずける。
(もちろん、4時に帰って
仕事が終わるわけもなく、
家で夜、仕事する人も
多いとのこと)
著者の針貝有佳さんは
デンマークに住んで13年。
デンマーク人の夫を持ち
デンマーク文化研究家として
日本メディア向けに
情報発信されている。
針貝さんは
この本を書くまでは
ワークライフバランスが
乱れた生活だったそう。
仕事が重なった時は
終わるまで帰れない時もあり
家庭を犠牲にしていた。
この本を書き終える頃には
生活スタイルが激変。
針貝さんは自身の変化を
人体実験と呼んでいて
あとがきに添えられていた
エピソードも面白かった。
デンマーク人の仕事の捉え方
この本を読むと
インスピレーションを
受ける箇所がいくつもある。
その一つが
「仕事に対する捉え方」
デンマーク人にとって
仕事とは、、、
・自己成長のための教育機会
・アイデンティティを示すもの、
つまり自分という個性を示すもの
・仕事には社会的意義と
自分にとっての意味を求める
デンマーク人にとって仕事は
お金を稼ぐ以上の意味が
あるのだとわかる。
これらの視点は
すごく当然のように感じる。
しかし、意識しながら
仕事を選んでいるかって
聞かれたら私は答えにくい。
関心ある仕事を選んでいるけど
その仕事が
社会的意義を持つ仕事かどうか
なんて、あまり考えてなかった。
よくよく考えたら仕事って
ほとんどの人が人生で
一度は経験するものなんだから
小さな頃から学校教育で
もっとしっかり教えたら良いのに。
英語の授業をやるんなら
「仕事」をはじめ、
「税金」「政治」「国際」など
そうした授業に子どもの頃から
もっと力を入れれば
学んだ経験は活かされやすいのに。
各分野の専門家に
小学生向けの動画を作ってもらって
全国の各教室で再生し
それをもとに授業を行えば
いいと思うんだけどなー。
脱線しましたが
国際競争力ナンバーワンの
デンマーク人の働き方を参考に
日本人特有のアレンジ力で
うまーく活かせないものか。
日本人が
本気で考え取り組んだら
スゴいことに
なると思うんだけど。
そんなわけで今日は
本の紹介でした。
読んでいただき
ありがとうございました。
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