たなかの名探偵〜ポリグリップはずれ男を救う〜

「ハヒフがハヒフんハフォ！」‬

 

‪クライアントの

自宅兼事務所に着くなり‬

社長に

‪こう言われました。

 

・・・

 

・・・

 

「ハヒフがハヒフんハフォー！」

（やや強め）

 

・・・

 

・・・

 

っていうか、

何言ってんのか、

よく分からんっ！笑‬

 

それは言えなかったので、

 

私の心の小宇宙

（小宇宙と書いてコスモと読む）

にあるセブンセンシズを

駆使して聞き取りましたら、

 

財布がないと聞こえました。

（なんとなくそんな感じに聞こえました）

 

※セブンセンシズとは

漫画「聖闘士星矢」に出てくる

第7感を表す言葉です。

 

‪財布は二つ折りの財布で、

昨日、ズボンに入れてたのは

覚えているが、

今朝‬になって気付いたら

‪財布が見当たらない。

 

一生懸命探しているが

どこにもない。‬

 

財布には‪

クレジットカードなどの

カード類も‬‪入れていたとの事。

 

 

そんでもって

そのズボンも見当たらないんだそう。

 

「もっとよく探しましょう」

と話し、私は財布の捜索活動に

入りました。

 

洗濯物置き場、

玄関、

トイレ、

パソコンの机の下、

応接のソファ、

などなど。

 

でも

どこにもない。

 

私「ないですね」

 

社長「ハヒかあ」（ないかあ）

 

社長「ハン万フファイ、

ハヒッテたのになあ」

（3万くらい入ってたのになあ）

 

この頃になると覚醒し、

聞き取れるようになってきた私。

 

社長「ヘイハツにヘンハクかなあ」

（警察に連絡するかなあ）

 

私「先にクレジットカードを

止めたほうがいいですよ」

 

私「クレジットカード会社に

連絡したほうがいいかも」

 

私の中の予感というか、

思考というか、

 

不思議と

どこかにあるような気が

したんです。

 

まあ、セブンセンシズかも

しれませんが。笑

 

私「最後に

もう1回だけ探しましょうよ」

 

そう言って

もう一度探しましたら、

応接室にあるイスの後ろに

ズボンが落ちているのを

見つけました。

 

右手でグイッと

つかんでみたら

重さを感じる。

 

ん？

 

ポケットに手を入れたら

なんと財布を発見！

 

私「コレですか？」

 

・・・

 

社長「あったっー！！」

 

なぜか、その時だけ

ハッキリ話す社長。笑

 

社長「フォかったあー」

（よかったあー）

 

社長「なフかごヒホウヒなきゃな」

（なんかご馳走しなきゃな）

 

私「は、はい。ありがとうございます」

 

無事に見つかりました。

 

財布の中を確かめる社長に、

気になってたことを

聞いてみました。

 

私「社長、入れ歯どうしたんですか？」

 

・・・

 

・・・

 

社長「フォレがハフレたんだよ」

（コレがはずれたんだよ）

 

コレと指差す先には

ポリグリップが、、、。

 

ポリグリップと呼ばれる

入れ歯安定剤の塗り方があまく、

歯ぐきと

うまく接着できなかったようです。

 

この社長、

以前も入れ歯がはずれた状態で

私に電話をかけてきた事があります。

 

その時は

８割がた、何言ってるのか

分かりませんでした。

 

この社長とは

18年くらいの

長い付き合いです。

 

私は笑い上戸なので

よく笑うんですが、

その電話の時も大笑いしました。

 

そして今日も大笑い。

 

まあ、インターネットは

やらない社長なので

この記事は見ないと思うので

書いてみました。

 

入れ歯直しておくれ。

 

ブログ読んでいただき

ありがとうございます。

 

ではまた明日。

 

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