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運動記憶

 

もう7年くらい

エアロ(エアロビクス)

やっています。

 

昨日もやって来ました。

 

始めた頃より

先生の動きを覚えるのが早くなり

先生と同じように

ステップやターンなどが

できるようになりました。

 

現在はエアロだけでなく、

ステップエクササイズ

習い始めています。

 

ステップエクササイズは

3ヶ月くらい経ち

少しずつ慣れてきました。

 

ステップエクササイズ上級クラスへ

 

先日、

そのステップエクササイズの

難しさが2段階くらいアップした

クラスに行き、体験しました。

 

いわゆる上級クラスです。

 

予想はしていましたが

先生と同じ動きが出来ず苦戦。

 

思うように動けませんでした。

 

先生いわく、

続けていけば同じ動きが

できるようになるとのこと。

 

そのレベルにたどり着くまでが

大変なんだよなあ。

 

運動記憶

 

ステップエクササイズは、

リズムに合わせて

踏み台の昇り降りが加わる分、

エアロビクスとはまた違った

空間認識やタイミング、

脚の筋力、バランス感覚が

求められる運動です。

 

しかも、難易度が

2段階上がったクラスですから

振付の複雑さも段違いでした。

 

なので、

できなかったのも当然です。

 

しかし、

エアロビクスは

動きをすぐ覚えられ

体を動かすことができます。

 

まあ、エアロビクスは

もう7年もやっていますし、

動きに慣れてきたというのは

あるのでしょうけど。

 

ここで私は

動きを覚えるメカニズム

気になりました。

 

調べてみたら

運動記憶という言葉を知りました。

 

皆さまは

運動記憶という言葉を

ご存知ですか?

 

運動記憶とは

「体がある動きを繰り返すことで

それを無意識に近いレベルで

できるようになる」状態のことを

指します。

 

運動記憶の仕組みを

もっとわかりやすく説明すると、、、

 

エアロビクスを例にすると、

最初は「足を右に出して

次はターン…」といった感じで

頭で考えながら動く段階があります。

 

そこから

同じ動作を何度も繰り返すうちに

脳の神経回路が強化されます。

 

つまり、

体が覚える状態になるわけです。

 

そうなると

無意識に近い状態で考えなくても

体が動かせるようになるのです。

 

運動記憶は他にも当てはまる

 

例えば、

フィギュアスケート選手

 

4回転ジャンプの高難度の動きは

意識だけでやろうとしても難しいです。

 

反復練習で

「ジャンプに入る角度」

「空中での体の締め方」

「着氷のバランス」などが

運動記憶として定着することで、

本番でも自動的に動けるようになります。

 

また、スポーツ選手以外でも

この運動記憶が活かされています。

 

それは

製造工場などの作業員です。

 

最初は時間がかかっていた

検品や作業工程も

数週間〜数ヶ月経つと

体を動かすリズム視線の動かし方

などが最適化されスピードが上がります。

 

これも運動記憶の力です。

 

運動記憶がスゴいのは

意識的な判断を介さずに動けること、

無意識化されるほど他のことにも

集中していけることです。

 

人間の脳と体って

ホントにスゴいなと思います。

 

出来るようになる過程を楽しむ

 

何でもそうですが

人間って出来ないこと

つまづくことにぶつかると

諦めがちです。

 

出来ないと落ち込むんですよね。

当然ながら心地良くない。

 

私もそうです。

自分の性格や能力不足のせいにして

諦めてしまいやすい。

 

出来るようになりたいけど

習得するまでには

ある程度、時間がかかる。

 

失敗もする。

 

大事なのは

出来るようになるまでの過程を

楽しめる気持ちなんですよね。

 

出来ない状態心理的ストレス

肉体的ストレスがかかりやすいですが

それもこれも

肉体と意識を持った人間だからこそ

味わえる感覚

 

運動記憶という

人間誰もが持つ潜在能力を

味わえることに感謝しながら

楽しめたら心豊かな人生に

近づけるかなと思いました。