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【素泊まり客が3倍に急増】広がる泊食分離のニーズとは?

最近、温泉旅館で

素泊まりを選ぶお客さんが

増えているそうですよ。

 

先日のニュースで知りました。

 

旅館にもよりますが

2023年と比べ、

素泊まり客の割合

3倍急増したのだとか。

 

「宿は泊まる場所」

「食事は街で楽しむ」

という泊食分離のスタイル。

 

旅館と言えば

食事付きというイメージが

強かったのですが、

旅行者の価値観の変化を表していて

面白いなと感じました。

 

素泊まりのほうが

宿泊代を抑えられますし、

食事は外食すればいいのですよね。

 

旅館の近くの飲食店や

地元の人気店、居酒屋などで

自分の好きなものを食べるそうです。

 

コロナ明けで

飲食店も賑わってきましたから

「素泊まり+外食」という

旅のスタイルでも満足感を

得やすくなったのでしょうね。

 

旅館側にもメリットが、、、

 

旅館側にも

メリットがあるそうです。

 

宿泊業界は

慢性的な人手不足状態。

 

食事付き宿泊客を受け入れるには

食事を準備するための

従業員が必要となってきます。

 

調理スタッフ

配膳係の確保が必要なのです。

 

しかし、

素泊まり客なら必要ありません。

 

食事提供には

人手の確保食材管理衛生管理

設備投資が必要なので、

労力とコストが大きいですよね。

 

素泊まりなら

その労力とコストはかかりません。

 

つまり、素泊まりは

運営コストが抑えやすいのです。

 

旅館の中には

食事提供は全部やめてしまって

素泊まり専門にしてしまう

旅館もあるのだとか。

 

近くに飲食店が多い旅館などは

そうやって素泊まり専門に

振り切ってしまうのもありですね。

 

旅館というと食事付きの

イメージが強かったですが、

そうした固定観念に縛られている

潜在ニーズをつかみ損ねる

かもしれないと思わせられました。

 

広い視野を持ったほうが

良いのですよね。

 

物価上昇の中、

少しでも旅費を抑えたいという

ニーズは強まっています。

 

旅館側はコロナで損失を出した分、

インバウンド需要も増えた今、

売上げを伸ばしたいという思いは

強いはず。

 

節約志向でも満足感を得たい旅行者、

人手不足や物価高で悩む宿泊業界、

双方がうまく成り立つカタチ

旅という非日常に触れる機会

維持されていくことを願います。

 

今日は「泊食分離」について

書いてみました。

 

コロナ禍、コロナ明け、物価高など

その時その時の状況変化による

消費者ニーズによって

ビジネス環境って変わりますね。

 

業種や地域性もありますが

そうした状況変化に合わせて

ビジネスのやり方を変えていく

必要があるのかもしれませんね。

 

今回の旅行者ニーズの変化は

考えさせられました。

 

読んでいただき

ありがとうございました。