新型コロナウイルスで
注目していた国が2つあります。
それは
スウェーデンとブラジル。
この2つの国は
今後の指標となる動き方を
しているように感じます。
まず、スウェーデン。
この国は
他の北欧諸国が
首都封鎖をしていた時に
人の動きを止めなかった国。
人の動きを止めないことで
感染は広がります。
それを承知で、人の動きに
あまり制限をしていませんでした。
なぜそうした事をしたかというと
集団免疫を獲得するため。
ある一定割合の人に
新型コロナウイルスに対する
免疫力を持たせて感染を抑制する
集団免疫を獲得する事で
感染を落ち着かせる狙い。
私はこのスウェーデンの経過を
注視していました。
先日のニュースを確認したら、
ロックダウンした北欧の感染状況は
5月22日現在で、
ノルウェーが感染者8309人、死者235人
フィンランドが感染者6537人、死者306人
デンマークが感染者1万1428人、死者561人
これに対して、スウェーデンは
感染者が3万2809人、死者3925人。
感染者数、死者数ともに
他国をかなり上回っています。
対策を取った国と比べ、相当な数の
死者が出てしまいました。
ニュースによると、死者の中でも
高齢者の死亡率が高いとのこと。
高齢者が比較的、重症化しやすいので
高齢者が犠牲になってしまっています。
スウェーデンでは
介護施設での感染が多いとのこと。
秋を迎えた南半球「ブラジル」の状況
南半球だと
5月は、もう秋。
私は南半球にある
ブラジルの状況が
気になっていました。
「ブラジルのトランプ」と
言われ、過激な政策で話題の
ブラジルのボルソナロ大統領は
経済活動を優先させました。
スウェーデンとともに
ブラジルの経過も
気になっていました。
秋を迎え、ブラジルは
どうなったのでしょうか？
ニュースによると、
4月から徐々に感染者が出て
5月には爆発的に増え、
今ではアメリカやロシアと並ぶ
感染国になってしまいました。
死者も相当出てしまっています。
チリは死者数を抑えている
一方で、
同じ南半球にあるチリは
検査の徹底、早期の休校、
企業活動の休止によって
感染拡大を抑え、死者数は
ブラジルよりもかなり少ないです。
チリのように
対策をとれば秋や冬でも感染を
抑えられるということですね。
（学校や商売が動かなく
なってしまいそうですが。）
日本はこれから夏を迎え、
そして秋、冬になります。
秋まで3〜4ヶ月しか
ありません。
日本とブラジルとは
単純には比べられないと思いますが、
秋を迎え感染者が増えたのをみると
日本も注意しないと
同じような状況になるのかなと
考えてしまいます。
まだ続くのか？解除されても気は抜けない
スウェーデンは
集団免疫獲得を目指す
国を挙げた実験的な取組みを
しています。
感染者や死者が出ていますが
この取組みが正しかったのか、
間違っていたのかは
もう少し様子を見ないと
なんとも言えないのかもしれません。
この新型コロナウイルスの実態が
まだ掴めぬまま、そして、
集団免疫が本当に獲得できるか
確証が持てぬまま
集団免疫獲得に動いたスウェーデンは
かなりリスキーな判断をしたのかも
しれません。
このように
スウェーデンやブラジルの
事例をみると
ワクチンや特効薬、
治療法が確立されないと
収束は難しいのかなと感じます。
やはり、それまでは
感染をしない、させないための
防止策を取りながら
社会活動を進める
必要があるのでしょう。
日本では明日25日に
緊急事態宣言が解除される
見通しですが、
気を緩めてはいけないと感じます。
解除され、
人が動き出すと感染者が増え、
また制限され、そして解除され、
また増え、制限されが繰り返され、
秋を迎えることになるのかな。
秋や冬は季節的に
感染者が増えるでしょうから
ワクチンが出揃ってくる来春ごろに
落ち着く感じでしょうか？
それまでは
新しい生活様式、ビジネスで
すすむのかもしれません。
4〜5ヶ月後にくる
秋や冬をどう乗り切るのか、
売上げをどう維持するのか、
どうリスクヘッジするか、
今から対策を考えておく必要が
ありそうですね。
などと、
長々と書いてしまいました。
あくまで私の個人的な考えですので
ご了承ください。
ここまでブログを読んでいただき
ありがとうございます。
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