ビジネス書は好きで
よく読んでいます。
最近、読んでいるのは
『厚利少売
薄利多売から抜け出す
思考·行動様式』
菅原健一(著)匠書房
厚利少売とは
販売する商品・サービスの数を
少なく抑える分、
利益率を大きくして
利益を増やすビジネスモデルです。
伝統工芸品や
ハイブランドのバッグや時計なども
厚利少売の典型例ですかね。
これらの商品は少数販売でも
高い単価を設定することで
利益を確保しています。
私はこの本の中で
「異常値」という言葉が
印象に残りました。
厚利少売における異常値とは
対象の市場や競争環境において
「目立つ存在」となることを
指すようです。
つまり、
提供する価値が他と異なる、
又は非常に高いことを意味しており、
顧客にとって
特別な魅力を持つ商品やサービスを
提供することを目指します。
異常値になることで
競争優位性を確保し、
利益を最大化することが
可能となるわけです。
厚利少売を狙うなら
普通のことをしていたら
ダメだってことですね。
とはいえ、魅力的な商品や
サービスが無くても
やり方次第で
異常値となれるかも。
例えば、朝ラーと呼ばれる
朝の時間帯に営業する
ラーメン屋さんとか、
1日100食しか提供しない
飲食店とか
夜しか営業しないアイス屋さん、
託児所付きの飲食店など。
やり方次第で差別化を図り
異常値になれるかもしれない。
「厚利少売」という視点から
ビジネスを立ち上げても
良さそうですが、
なかなかアイデアが
思い付かないかもなあ。
けど、そういう視点から
ビジネスを発想するのも
面白いなと思わせてくれた本です。
そんなわけで今日は
厚利少売の本を紹介しました。
読んでいただき
ありがとうございました。